March 08, 2005

ニッポン放送株関連

この一連の問題が、ここまでこじれてしまったこと、
私個人は、堀江さんが作るAMラジオの番組に関わってみたかっただけに
非常に残念に思います。

堀江さんも、「友好的に提携したい」のなら、
ライブドア社の転換社債を発行までして株式取得せずとも、
ラジオ局の放送時間枠を買って、自分自身で作った番組を放送する、
という手もありますし、もっと深い提携、例えば、イベントの共催なども、
株取得なしに十分連携が取れますし、コストもはるかに少なく済みます。

そこで友好的な関係を築いてから資本提携の話にもっていけば、
フジサンケイグループも、対応が違ったかもしれません。


堀江さんは、常々インタビューで
「ライブドアを、時価総額世界一の会社にしたい」といっています。
フジサンケイ各社を押さえるのも、その1つの過程なのでしょう。

単に提携、だと「他社」と組むことに過ぎないので、
身内にするには、どうしても、ニッポン放送の株が欲しかった、
支配ではなく、株取得自体が目的だったのかな、と感じます。

そう考えると、優良会社なら経営の細部まで口挟む必要な無いわけで
それが「ラジオのリスナーのことを考えていない」という
批判になったのでは無いでしょうか。


でも、株取得=いつでも支配できる、ということであり、
朝起きたら、いきなり株取得されていたフジサンケイグループとしては、
防衛策に入るのは当然だと思います。


新旧対決、だとか、日本の商慣行の終焉、とか言われていますが、
そんな話ではないと思います。

アメリカでも、敵対的買収の成功率は、1%にも満たないそうですし、
友好的買収が全体の9割を占めているそうです。
また、時間外取引は、米国では違法だそうです。

新旧、といいますが、新しいものが全ていいわけではないし、
古いものが全て悪いわけではない。
堀江さんのやり方も、別段新しいわけではない。


堀江さんも、「相手がどう考えるか。」を踏まえて、戦略を立てれば
ここまで問題にならなかったかもしれません。

いや、堀江さんは、むしろ問題をクローズアップ
させたかったのかもしれませんね。


ただ、フジテレビが1/3超を確保したことで、
裁判でライブドアが勝ったとしても、
ライブドアが過半数株式を取らないと、経営支配できません。

これからは、その過半数確保が焦点となりますが、
出来なければ、経営支配することが出来ず、
上場廃止になることは確実なので、後は売るしかなくなります。

上場廃止になるときは、株価が下がるのが通例なので
そうなるとライブドアは含み損を抱えることになります。

ここ数日は、買い増し数も伸び悩んでいるようですし、
ライブドアにとっては、予断を許さない状況のようです。

もっとも、買い増しできなくても、本気で提携したいなら、
予断も何も無いわけで、そこから関係修復を図っていくのが
長い道のりですが、「時価総額世界一」と言う
目的達成への道ではないでしょうか。

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March 03, 2005

ホリエモンへのシツモン

ご存知の通り、ニッポン放送株をめぐって、フジテレビとライブドアが激しい取得合戦や、
裁判所・東京証券取引所へ訴えたりと激しい争いを繰り広げています。

私自身、放送局の社員だったこともあり、
また、ニッポン放送でのアルバイト経験もあり、
世間の見方とは違った意味でも、関心があります。

なので、ここでは、株取得の正当性に関する意見・感想は言いません。

放送人としての感想を1つだけ申し上げます。


●堀江社長は、ラジオのリスナーのことをどう考えているのか。

 これが私が堀江社長に伝えたい質問です。

 堀江社長の会見やインタビューを聞いていると、
 「ユーザー」という言葉は出てくるものの、「リスナー」という言葉は出てきません。

 インターネットはユーザーがいて商売になる、つまり、ユーザーがお客さんです。

 ラジオはリスナーがいて「聴取率」が取れ、広告が付く。
 つまり、直接的なお客はスポンサーだが、リスナーが付いて初めて、広告料を出す。
 つまり、リスナーが、究極的なお客さんです。


 作り手は、もちろん、スポンサーの意向も聞きはしますが、
 リスナーが求めるものの範囲内においてが前提です。

 スポンサーだって、リスナーに聞いてもらわなければ、
 意味が無いわけですから、非常に気にします。


 堀江社長は、そのリスナーという言葉を使っていないどころか、
 AMラジオを買って、どういうラジオ局にしたいのか、私は聞いていません。
 (おそらく持っていると思いますが)

 語っているのは、ニッポン放送が株式を持つ、
 フジサンケイグループ各社をどのようにしたいか、
 そのビジョンは、限定的ではありますが見えます。
 その中に、AMラジオ局の戦略は聞けていません。

 ニッポン放送の社員は
 「堀江社長は、リスナーへの愛情を持っていない」と断言しています。

 AMラジオは、音楽や出版会とも連動しています。
 特に音楽(レコード会社)は、ラジオの影響を、ダイレクトに受けます。

 ニッポン放送AMラジオの活用なくして、ポニーキャニオン(レコード会社)を
 活用することは出来ません。


 世間的には、イメージで堀江社長を支持する人が多いですが、
 反対派への逆風に全くなっていないのは、
 そのあたりが見えないからではないでしょうか。


 フジテレビの日枝久会長は、「テレビ番組はこうあるべきだ」という
 明確なビジョンを持って、同社をここまで育ててきました。

 堀江社長も、きっとビジョンがあると思います。
 その点はぜひお聞きしたいです。

 そうすれば、リスナーも付いてくるかもしれない。
 ひょっとすれば、フジテレビも、提携に乗ってくるかもしれない。


 最後に、皆さんに忘れて欲しくないことをお伝えします。

 「マスコミは言論の自由を守る番人である」


 インターネットも不特定多数に情報を発信しています。
 その意味では、マスコミの定義に入ると考えます。

 この点について、堀江社長はどう考えているのかも、知りたいところです。

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February 27, 2005

JFAとJリーグの記者発表に行ってきました。

2月23日、東京・文京区本郷にある、
財団法人日本サッカー協会(JFA)の本部に、JFAの記者発表に行ってきました。

3日後の26日、東京・港区にある新高輪プリンスホテルで行われた
社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の記者発表会に行ってきました。

Jリーグ開幕前に毎年行っている、プレスカンファレンスと呼ばれるものです。


23日のJFAの方は、実務的な内容で、
・審判委員会からのジャッジの基準についての説明
・W杯予選の準備状況
 などが報告されました。

3月25日の対バーレーン戦の申し込み枚数が
815658枚と聞いたときはさすがに驚きました。


26日のJリーグの方は、打って変わって華やかなセレモニーでした。
J1J2の30チームの監督、キャプテンが壇上にそろいました。

印象的だったのが、今年から清水エスパルスの監督となる長谷川健太氏と、
ヴィッセル神戸のキャプテンとなる、三浦知良(カズ)選手でした。

司会進行のジョンカビラ氏から、カズ選手に
「この30人のキャプテンの中で最年長ですが。」
ときかれると、
「選手の方より、健太さんの方が1歳しか変わらず、近い。」
といって、会場を笑わせていました。

長谷川氏は39歳、カズ選手は38歳でたった1歳違い。
そして、ともにあの「ドーハの悲劇」のときの日本代表です。
あの経験から、今の「アジアNo.1」につながっています。

セレモニーの後は、別室で、30チームのブースが展開され、
そこに、パンフレットやグッズを配り、
チームによっては、監督や選手がインタビューに答えていました。


いよいよ欧州や南米の形に近づいてきたリーグの開催形態、
本当のサッカーの面白みが、日本でも楽しめる時代に来ました。


代表のときだけ応援するのではなく、そのほとんどが普段プレーするJリーグも
しっかり応援していきたいですね。

それが、代表を応援するとき、さらに面白みが増すことになりますから。

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February 10, 2005

日朝戦と昨年の日中戦の違い

昨日の、W杯予選日朝戦、
何とか勝つことが出来ました。

試合内容に関しては、はっきり言って、
北朝鮮、イラン、バーレーン、どれ気の抜けない相手です。
厳しい戦いが続くでしょう。

それとは別に、最近の日朝間の関係から、
サポーター同士の衝突の懸念がありましが、
全く心配なかったどころか、
試合終了と同時に、北朝鮮サポーターからは大きな拍手が、
また、北朝鮮の安英学選手によると、
北朝鮮選手の乗るバスに、日本サポーターが
手を振って見送っていた、ということです。

昨年のアジアカップ・開催国中国のサポーターの態度とは正反対です。


なぜこうなったか。

日中間の場合は、中国の一般国民が
日本に対してむき出しの感情を持っていたこと。

翻って、日朝間の場合は、日本に定期を持っているのは北朝鮮の国家体制であり、
在日朝鮮人は、日本人に対しては、出来れば友好でありたいと願い、
日本人も、冷静に、そのことを受け止めていたからではないでしょうか。

6月の平壌の試合も、このような雰囲気で行われて欲しいものです。

もちろん、中国チームが来ても、日本人は、温かく迎えるでしょう。

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January 30, 2005

バレーの実況

きょうは、春の高校バレー千葉県大会の決勝戦でした。
男子の実況を担当しました。

なんと、高校バレーの実況は、33歳にして初めて。
バレーそのものも、数年前に、小学生を一度だけ。

自分としては、やれることはやったつもりでしたが、
やはり、最初は最初、もっとこうして置けばよかった・・・、
と思うことばかりで。

自分の出来不出来は、自分だけの問題なので、
自分が反省すれば言いだけの話ですが、
プレーをした高校生にとっては、一生に一度の舞台、
それを考えると・・・もっとがんばれねば。

お世話になった皆さんに、御礼申し上げます。

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January 19, 2005

右の写真(2005・1・19)

このブログ、カレンダーがないんです。

下の方に、ちっちゃく書いてあるのですが、
わかりづらいので、タイトルに日付入れることにしました。

右の写真ですが、これは、昨年、
サッカーW杯1次予選で埼玉スタジアムに行ったときの写真です。

持っている旗は、ジーコ監督の旗。

これを今もっている人は、そうはいないと思います。

この埼玉スタジアム6万の観客の中でも
私だけではないでしょうか。

というのも、この旗は、Jリーグ開幕の1993年に
買ったものなんです。

買ったのはいいのですが、1度も使う機会が無く、
10年経過してしまいました。
家の片隅に、ホコリかぶっていました。

ところが、ジーコが代表監督に就任してから、
持ち出す機会がやってきました。うれしかったなあ・・・。

それから、代表の試合は、10試合近くでしょうか、
必ずこの旗を持って見に行っています。

2006年、ドイツにこの旗を持っていきたいと思っています。

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January 16, 2005

新年会と忘年会

皆さん、新年会は、いくつ参加しますか。

私は、0です。

生まれてこの方、忘年会には、
おかげさまで引っ張りだこですが、
新年会には、記憶が無いほど参加したこと無いんです。

ちなみに、私の昨年の忘年会は、8席。

3日間に5つ、2日間連続掛け持ち、というときもありました。

「何もそこまでしなくても、」と思われるでしょうが、
せっかく誘ってくれているのに、行かない、なんて、
失礼委極まりないです。

でも、新年会はさそわれないんだよなあ・・・。

これってもしかして、忘年会で飲みすぎて?!

皆さん、お酒とは仲良いお友達でいましょう。


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January 15, 2005

ページ名変更!!

知り合いに勧められて始めたブログですが、
正直あまり乗り気ではありませんでした。

カチッとしなきゃいけない、と思い、
ニュース・スポーツの舞台裏、とテーマを絞ってしまったのが大失敗。

ネタは豊富にあるものの、どれを書けばよいか悩むうちに
とまってしまいましした。

しかし、友人たちのブログを見ると、
すき放題かいていますね。

なので、私も、スポーツに絞らず、
元局アナ・記者・ディレクターの視点から
好きなこと書いていきます。

将来の夢もありますからね。

というわけで、次はいつになるかわかりませんが、
お楽しみに・・・。

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August 23, 2004

オリンピックの舞台裏(サッカーは休みます)

皆さん、こんにちは。高橋祐介です。

アテネ五輪、盛り上がっていますね。
まさか日本選手団がここまでメダルを取るとは
誰も予想してなかったのではないでしょうか。


さて、その五輪ですが、私も身近で経験しています。
98年長野五輪の時に長野市民だったからです。
もちろん、取材もしましたよ。

今回は、サッカーの方は休刊して、
その五輪の話題を提供したいと思います。


テレビをつけたとき、皆さん、あることにお気づきでしょうか。

同じ競技を、2つ以上の局が同時生中継しているときも含めて、
同じ映像、同じ英語のスーパー、
そして同じ実況アナウンサーであるということを。

前2つは理解できるでしょうが、
他局のアナウンサーが出ていることに
驚かれた方も多いのではないでしょうか。

これには理由があるんです。

映像と、実況・解説以外の音声は、
世界のテレビ局のスタッフが大終結し、
代表中継チームを結成します。

長野五輪では「ORTO98」というチーム名で、
アイスホッケーなら一番力のあるカナダのTV局、など、
表彰式は地元日本の民放の集合体、といった形で割り振られて、
映像を作り、1つに集約して全世界に一斉配信します。

いわば、代表取材ならぬ代表中継を行うわけです。


さすがに実況・解説は、各国で言語が異なりますから
その代表中継チームには入らず、各国で処理します。

わが国の場合は、NHKと民放を含めた
これまた1つの団体を結成します。
各局のアナウンサーやディレクターが終結し
「JC(ジャパンコンソーシアム)」というチームです。

ここが一括して、映像を買い取り、
実際に放送するテレビ局に配信するわけです。

各局のアナウンサーが1つのチームになるので、
チャンネルをひねると、他局のアナウンサーが
中継していることは、もう当たり前なのです。

なにせ「その競技実況の第1人者」が、担当するわけですから。


今回は、NHKの相撲や野球実況で有名な
刈谷富士雄アナウンサーが一番多く出ているような
印象を受けます。

刈谷さんとは、一度一緒に仕事をしましたが、
実況にも現れているように、非常に丁寧な物腰の方です。
その際はお世話になりました。


ちなみに、長野五輪の時のラッキーボーイは
テレビ朝日の田畑祐一郎アナウンサーです。
私の学校の先輩です(といっても一度しかお会いしていませんが。)

先日の、サッカーアジアカップの決勝戦の実況をした方です。

日本の金メダル5個のうち、
フリースタイルスキー・モーグルの里谷多英選手と
ショートトラックスピードスケートの西谷岳文選手の
2つを実況しました。

5つのうち2つの金メダル実況を出来るのですから、
相当引きが強い、ということがいえます。


さあ、五輪もいよいよ後半、眠い目こすりながら楽しみましょう。
次回更新は、8月30日の予定です。
次回もまた五輪についての話題をお届けします。


高橋 祐介(たかはし ゆうすけ)

1971年7月24日東京都出身
平成6年から13年まで、テレビ信州(NTV系)に在籍、
アナウンサーをはじめ、ディレクター、記者、技術等、
報道制作の現場に携わる。

平成13年に、家の都合で退社し、郷里の東京に。
フリーアナウンサーとして4月から活動を開始、
ラジオのニュース、各種ナレーション、
PRビデオにも内閣府・国土交通省をはじめ多数出演。
http://dir.yahoo.co.jp/talent/16/m03-0304.html

平成13年に社会保険労務士試験合格・15年登録、
平成15年に行政書士試験合格・気象予報士試験合格、登録
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/4653/

現在は、MXテレビの東京都広報番組
「邦子のCatch on Tokyo」(毎土8:00~、17:30~)に出演。
http://www.koho.metro.tokyo.jp/hoso/catch/index.htm

学生・社会人のための話し方講座も開催、
個人事業主や会社に対しても話し方研修の依頼を受ける。
http://www.viscute.com/presentation/

また、今年5月に、日本気象予報士会理事に就任。
http://www.yoho.jp/

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August 17, 2004

サッカー取材の舞台裏(臨時休刊)

更新が遅れてすみません。

パソコンが急に壊れ、そのメンテナンスに時間がかかってしまいました。
やっと復活できたのですが、記事を書くまでにはいたっていません。

次回更新予定だった8月22日に、3回目をお送りします。

申し訳ありません。


その続きは、また・・・。
(8月16日に更新予定です、出来て稲からごめんなさい)

高橋 祐介(たかはし ゆうすけ)

1971年7月24日東京都出身
平成6年から13年まで、テレビ信州(NTV系)に在籍、
アナウンサーをはじめ、ディレクター、記者、技術等、
報道制作の現場に携わる。

平成13年に、家の都合で退社し、郷里の東京に。
フリーアナウンサーとして4月から活動を開始、
ラジオのニュース、各種ナレーション、
PRビデオにも内閣府・国土交通省をはじめ多数出演。
http://dir.yahoo.co.jp/talent/16/m03-0304.html

平成13年に社会保険労務士試験合格・15年登録、
平成15年に行政書士試験合格・気象予報士試験合格、登録
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/4653/

現在は、MXテレビの東京都広報番組
「邦子のCatch on Tokyo」(毎土8:00~、17:30~)に出演。
http://www.koho.metro.tokyo.jp/hoso/catch/index.htm

学生・社会人のための話し方講座も開催、
個人事業主や会社に対しても話し方研修の依頼を受ける。
http://www.viscute.com/presentation/

また、今年5月に、日本気象予報士会理事に就任。
http://www.yoho.jp/

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